なぜエコエナジーを選ぶのか
エコエナジーを買うべき理由はたくさんありますが、そのうちいくつかを紹介します
エネルギー消費者として、あなたも再生可能エネルギーへの転換とは無縁ではありません。再生可能エネルギーを購入することで化石燃料の消費をやめ、同時に市場に対してグリーンな電力を求めている、とメッセージを送ることができます。エコエナジーのラベル付き電力を使うことは個人、法人を問わずエネルギー消費者にとってその先を行くための選択肢です。
エコラベルは電力商品が環境に最小限の影響を与えるものであることを見える形で表しています。エコエナジーでは持続可能性基準を定め、電力セクターに対して持続可能な形での発電を促進し、また個人が新しいクリーンエネルギーを設置する開発プロジェクトへの支援の手助けを行います。
このエコラベルは様々な形態の再生可能エネルギー調達方法に付与することができます。例えば通常の家庭用電力プラン、法人向けの電力販売契約や現地での発電設備を通したもののいずれにもラベルを付与することができます。
気候と自然のためのエコエナジー
エコエナジーは気候変動への対処と生物多様性保護への取り組みを促進します。エコエナジーのラベルのついた電力やガスはエコエナジー独自の持続可能性基準に合致した施設から供給されます。この基準を通して設備が地域環境への影響を最小限に抑えていることを保証します。つまりエコエナジーでは地域の生態系に最小限の影響を与える発電所のみを認めているということです。
またエコエナジーのマーク付き電力を購入することで、開発途上国における新しい再生可能エネルギー設置プロジェクトへの支援をすることにもつながります。1MWhのラベル付きの電力が消費されるごとに、€0.10(10ユーロセント)が気候基金へ投資されます。この基金から支援を受けるプロジェクトはエネルギー貧困を改善し、持続可能なエネルギーを最も必要とされている場所に提供することを目標としています。
また水力発電を通して発電されたエコエナジーラベル付き電力については、1MWhごとにさらに€0.10(10ユーロセント)が河川修復基金に投資されます。
炭素算定のためのエコエナジー
温室効果ガスプロトコル(GHG)、CDPやLEEDは企業に対して「ただグリーン電力の購入」をするだけではなく、さらなる取り組みを行うように促進しています。エコエナジーはまさに世界全体で100%再生可能エネルギーへの転換を目指すための「さらなる取り組み」になります。気候基金を通した開発途上国での再生可能エネルギー設置プロジェクトへの支援だけでなく、エコエナジーのネットワークが世界中で地球環境に優しい政策や再生可能エネルギー導入に向けた活動を行う支援を同時にすることができるのです。
国際的な炭素算定のルールやエコエナジーがどのようにそれらを満たしているかについては、エコエナジーと炭素算定のページをご覧ください。
コミュニケーションツールとしてのエコエナジー
エコラベルは企業や個人にとって再生可能エネルギーへの取り組みを発信する強力なツールです。ロゴを使用することで、周りの人々や消費者に同じような取り組みをするように働きかけることができます。エコエナジーのラベルはわかりやすく、ロゴ自体が世界各地で法的に保護されています。
ラベル付きの電力を購入することでそのロゴを発信の際に使用したり、マーケティング用文書、製品や施設で使用する権利を得ることができます。エコエナジーのラベルは国際的に認められており、世界各地の様々な企業に使用されています。
追加性とリーダーシップのためのエコエナジー
「さらなる取り組み」を行っています。エコエナジーのラベル付き電力を使用することで、世界規模での再生可能エネルギー100%を達成するための取り組みを支援し、その取り組みを発信することで他社や消費者もそれに続くように促すことができます。2018年にはRE100に参加する6社がエコエナジーを使用し、この分野でのリーダーシップを示してきました。
エコエナジーの気候基金は再生可能エネルギーに追加性を付与します。エネルギー貧困の解決のためにクリーンなエネルギーを提供することで、国連の進める持続可能な開発目標(SDGs)の達成の支援になり、その支援は取り組みにとって欠かせないものです。